駐車場経営は月極か時間貸し（コインパーキング）かどっちが良い？

駐車場経営を行うと決めたなら、どのような駐車場を作るか考える必要があります。

そして駐車場と言えば大きく分けて月極か時間貸しに分けられますね。

最近では月極駐車場の一部を時間貸しにするといったハイブリッドなタイプの駐車場も増えてきましたが、いずれにしてもベースを月極にするか時間貸しにするかを最初に決めなければなりません。

立地と土地の広さ次第

もちろん、どちらが全面的に良いということはありません。ただし、立地や土地の面積によって月極と時間貸しのどちらが向いているということはあります。

月極駐車場は駐車スペース分の契約を取りさえすればいいため、交通量が多い環境である必要はありませんが住宅地などの近くである必要性はあります。

また客の入りを気にする必要がない代わりに、駐車スペースの8割程度を埋められないと効率が良くありませんし、そもそもある程度の台数を停められるスペースがないと儲かりません。

狭くとも時間貸しが儲かる例も

一方でコインパーキングは高い稼働率が見込める立地ならば狭い土地でも十分に収益を上げられますし、自分で契約を取ったり不動産会社に委託する必要もありません。

ただし、逆に言えば稼働率が低いと全く儲かりません。また意外とコインパーキング用の機材が高額であるため、なおさら稼働率が低いと赤字になってしまうことも考えられます。

月極は安定、時間貸しは変動

乱暴にまとめると、月極は立地にシビアではないが土地の広さが必要で、契約さえ取れればその後は安定。

コインパーキングは狭くても問題ないが立地の良さが必要、稼働率によって収益は大きく変動するが上限額は月極より高め、ということになります。

このように月極に向いた土地と時間貸しに向いた土地は、通常はっきりと分かれますので、きちんと土地の性質や環境を考えてみればどちらが向いているか判断できることが多いかと思います。

わからない場合やどちらにも適しているようなケースでは、コンサルタントに意見を伺うのがいいでしょう。

時間貸しは設備費用を頭に入れる

また上記の通りコインパーキングは運営の仕方によって収益が大きく左右されることと初期費用がやや高めとなります。

もしコインパーキングに向いた土地を持っており、しかしながら元手が少なかったり運営の手間を嫌う場合は、コインパーキング運営事業を行う業者に貸し出すと完全に初期費用0でコインパーキングを運営してもらえます。

そのような選択肢があることも頭に置いてみてください。