駐車場経営は車の出入りがある土地さえあれば、多かれ少なかれ収入は得られるでしょう。しかしながら駐車場を経営するにあたっての費用ももちろんかかりますので、差し引きで利益が出なければなりません。では、駐車場経営の利回りはどれくらいなのでしょうか?
よく言われる3%
駐車場経営の利回りはもちろん運営方法や費用のかけ方によって違うのですが、一般的に駐車場の投資利回りは3%とよく言われます。
これは土地を購入したり借り上げたりして駐車場を運営した場合の利回りであり、土地を運用する企業では3%の投資利回りと仮定をした賃料の設定などを行っているようです。
土地を駐車場経営サービス企業に貸して経営を任せる場合も、この数字を基準として固定の賃料が支払われるでしょう。
土地を既に持つ場合は200%もあり得る
では、土地を持っている人がその土地を使って駐車場を経営する、つまり土地の購入費用がない場合の利回りはどうなるでしょうか?
もちろん非常に高い利回りが期待でき、都心部ですと200%を超える利回りが期待できます。
土地の整備などを行わず初期費用をできるだけかけずに駐車場とするならばさらに利回りはよくなりますが、長期的な収益を考える場合はある程度の投資を行い整備などをすることになるでしょう。
利益は最低数万円は見込めるか
実際の利益は、上記の例で上げた都心部ですと月10数万程度は期待できるでしょう。都心部でなくても、駅前や交通量の多い場所、周りに車を停めるスペースに乏しい場所などは月5万円以上の利益を安定して見込むことができます。
月極駐車場の場合は利回り・利益ともに幅がありますが、常に最大の台数の契約を取っておければかなり高い利回りを期待できます。月極ではもっとも条件が良い場合は月20万円以上の利益を出すことも可能です。
まとめ
駐車場経営の利回り・利益は必ずしも土地運用の中でトップクラスの数字というわけではなく、ある程度の広さがあればマンション経営などのほうが利回りが良いのは事実です。
しかしながら駐車場経営はとにかく手軽ですし、企業に貸すにしても状況次第で比較的短期間で打ち切ることも可能です。もちろん初期投資額も非常に少なく済むなど、とにかく手軽に始められるのが魅力です。
ですので土地を購入もしくは借りて運用するというならばともかく、持っている土地を遊ばせておくにはもったいないから何かに使おうという場合は、駐車場にして手軽に収益化することがセオリーとされているのです。